- 日本人の知らない日本語/蛇蔵&海野凪子
- ¥924
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この本は成功本や、自己啓発本ではありません(笑)
グレイらしくない…と思った方も多いはず。
でも、この本はお薦めですよ。マジで面白いのです。
イラスト(漫画?)入りで、あっという間に読めます。
日本語学校の先生、海野凪子(うみのなぎこ)さんが原案。
あまりに面白い日本語学校の日常が、一冊の本になりました。
オリコンの4位まで上昇中の本だそう。ニュースは
こちら。
ブログ「
まめじゃない日本語教師がまじめに日本語を考える」もどうぞ。
イラスト・構成は蛇蔵さん(女性)イラストレーター兼コピーライター。
凪子さんのお話に大笑いした彼女が、この本を構成したとのこと。
イラストというか4コママンガも分かりやすく、笑いのツボを突いてきます。
堅苦しくなく、日本語学校という舞台を通じて日本語が学べます。
あまり読書の習慣のない方も、これなら読めますね。
本嫌いの家内も(笑)大笑いして読んでいました。
単に日本語のトリビアを集めたい為に読むだけでは
もったいないくらい、たくさんの氣づきが得られます。
たとえば…
「しゃもじ」「ひもじい」「ほのじ」
これらの共通点はすべて「大昔のギャル語」
杓子(しゃくし)や、貧(ひん)や、惚(ほれる)
に「文字」をつけて使っていたのが、今や普通の言葉に。
ことばはこのように、時代と共に移り変わっていくのです。
人間の考え方や経済も、どんどん変わっていくのは当然のこと。
常識や理論に凝り固まった考えでは、動きが取れなくなってしまう。
恐竜や、石油のランプや、旧字体のかたかなと同じように。
日本語は、実に深いですね…(笑)